固定IPアクセスとは?
サービスを比較
固定IPアクセスは、今使っているインターネット回線を変えずに、決まった固定IPからインターネットへ接続するためのサービスです。テレワークやSaaSのIP制限と相性があります。
比較表を見る固定IPアクセスは「持ち運べる固定IP」に近い
従来の固定IPは、会社や自宅のインターネット回線に固定グローバルIPを付与する形が一般的でした。固定IPアクセス型は、利用端末からVPN等でサービス事業者へ接続し、そこから固定IPでインターネットへ出ます。そのため、Wi-Fiやモバイル回線が変わっても同じ固定IPを利用できます。
「どこからでも同じIPで接続したい」という目的なら、回線型固定IPより導入しやすいケースがあります。
従来型固定IPとの違い
固定IPアクセス型
既存回線を利用。工事不要で、端末単位・ライセンス単位で設定することが多い。テレワークやSaaSのアクセス制限向き。
回線・プロバイダ型
オフィス回線そのものに固定IPを持たせる。サーバー公開、ネットワーク機器、複数IP利用などに向く。
固定IPアクセスサービス比較
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| サービス | タイプ | 料金目安 | 人数 | 固定IP | 工事 | 向く用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| XServer 固定IPアクセス 公式・申込先を見る | 固定IPアクセス | 通常 月880円/人〜 ライト880円、スタンダード770円、ビジネス660円/ライセンス。時限キャンペーンは比較表に含めない。 | 1〜500ライセンス | 専用固定IP | 不要 | SaaS、制作・開発環境、少人数〜大規模チーム |
| ロリポップ!固定IPアクセス 公式・申込先を見る | 固定IPアクセス | 月539円/人〜 ライト539円/ライセンス。10ライセンス以上のスタンダードは495円/ライセンス。 | 1ライセンス〜 | 専用固定IP | 不要 | 小規模〜大規模、SaaSのIP制限、工事なし導入 |
| マイIP 公式・申込先を見る | VPN型固定IP | 月1,100円 固定IP1個。初期費用0円。 | 1アカウント | 固定IP 1個 | 不要 | 1人・少人数、一時的な固定IP、外出先 |
| グループ専用VPN 公式・申込先を見る | 専用VPN | 月5,500円〜 標準10アカウント。10アカウント追加ごとに月5,500円。 | 10〜200アカウント | 専用固定IP 1個 | 不要 | 10人単位のチーム、テレワーク、固定IP共有 |
| MillenVPN 専用サーバー 公式・申込先を見る | 専用VPNサーバー | 月換算2,310円〜 最長契約期間の一括払い時。契約期間は12か月〜。 | 1〜160アカウント+追加可 | 専用固定IP | 不要 | 1人から専用サーバーを使いたい企業、長期利用 |
1人ならどれが向く?
1人利用では、月額の低い固定IPアクセス型やマイIPが候補です。業務用の専用VPNサーバーは機能面で優れていても、1人だけで利用する場合はオーバースペックになることがあります。
10人以上なら単価と管理機能を確認
複数人利用では、1ライセンスあたりの料金だけでなく、1つの固定IPに何ライセンスを紐づけられるか、入退社時のアカウント管理、請求書払い、ID管理との連携などが運用負荷に影響します。ロリポップ!固定IPアクセスは10ライセンス以上のプラン、XServer固定IPアクセスもチーム向け料金を用意しています。
SaaSのIP制限で使う場合の注意
まず対象SaaSがIPアドレス制限に対応しているか確認します。その上で、登録するIPが固定されていること、利用する社員全員が対象の固定IP経由で通信する設定になっていることを確認します。VPNを切断した状態でアクセスできないよう、SaaS側の制限設定も合わせてテストしてください。
固定IPアクセスを使わない方がいいケース
- インターネットから自社サーバーへ常時着信させたい
- 拠点ネットワーク全体をルーター側で固定IP運用したい
- 多数の固定IPを回線単位で保有したい
これらはプロバイダ・回線型が適することがあります。用途を混同しないことが重要です。
まとめ
固定IPアクセスは、「会社の回線を固定IP化する」のではなく、「利用者の出口IPを固定する」ための選択肢です。SaaSのIP制限、テレワーク、顧客環境への接続が中心なら、まず固定IPアクセス型から比較すると無駄が少なくなります。